|
カ行
・鐘の音がよく聞こえると雨になる
雨が近づいてくると湿度が高くなり、音が遠くまで聞こえるようになります。これは、天気の日では上層の気温が低くなり、空気の密度が濃くなって音が上に逃げていくのですが、曇りでは上層と下層の気温の差が小さくなるので音が上層に逃げずによく聞こえる、ということなのです。近くで子どもが騒いでいると、いつもより騒がしく聞こえるのも、雨が近いということなのよ。
・カモの大群が早く来ると早雪がある
カモは群れをなして季節風に乗ってやって来ます。「いつもよりカモが渡って来るのが早いな?」と思うときが時々あります。これは、いつもの年より季節風が早く吹き始めたときで、大陸の高気圧が例年より早く発達しているからなのです。それによって、カモがいつもより早く渡って来ます。だから、カモを見たら、早めの雪支度を始めるというわけね。
・ガンの行列南へ行けば寒気強し
人間は1日の最低気温が10度以下になると、特に朝晩が「寒いな」と感じます。秋になるとガンは、北から南に渡ってくるのですが、ちょうどこの「寒いな」と感じる頃にガンは渡ってくるのです。大陸の高気圧が発達し、この風に乗って南に渡るので、雁行を見たら当然、寒さが強くなると考えるのが妥当ね。
・クモの巣が朝かかっていると天気がよくなる
朝起きて庭を見てみるとクモの巣がかかっていることはない?クモが巣を張るのは、夕刻で、やや湿度が高くなった頃を見計らって巣を作るようです。特に、晴れるときを狙って巣づくりをします。何故なら、雨が降ったり、風が強いときには巣をはらず、例え張っても朝になると破れてしまうからなの。クモの巣作りもお天気次第ということね。
・子供が騒ぐと雨
天気と人間の心理とが密接に関係しているのは分かるよね?春の天気がいい日には、心もウキウキしてくるし、雨の日は心もドンヨリしてしまいます。また、気温が急に変わる場合、人間の神経を刺激することが多いのよね。子供が、雨が降りそうになるとその前に遊んでおこうと騒がしくなったり、低気圧が近づいて気分がイライラしてケンカしてしまうのがそれです。身に覚えあるでしょう?これは、人間だけでなくネコやカラスなど動物にもよく見られる現象なのよ。
・海上にうなりを聞けば満潮時に大波
海がうなる音は聞いたことがある?低気圧や台風が近づいて来ると波が高くなってうねり出すのですが、この時に海が「うなる」と言うのです。特に日本海側の地域で使われる言葉です。うねりが大きいときは、満潮時に波が高いところまで上がるので、このように言われるようです。海の音を聞きながら、その時の天気を見極めるというのは、日本海に住む漁師さんたちの智恵そのもの。
・雲が東より西に向かって急走すれば暴風雨あり
台風の通り方は、地方によって多少違いますが、通常は西から東へ進むとされています。台風が近づくと雲が東から西へ向かって流れていきます。空を見上げて、東からの風が吹き、雲が速く流れるときには、やがて台風が上陸し、暴風が吹くと覚悟しておくのがいいようです。
・カッコウのかまびすしく鳴く年は豊年の兆
カッコウがかまびすしく鳴くというのは、夏に山へ行ったときなど「カッコー、カッコー」とやかましく聞こえるときがあるでしょう?そのやかましい鳴き声を言うのです。カッコウはそもそも夏鳥で、夏になると南の方から渡って来ることから、天候が良いところに集って繁殖が盛んに行われるのです。鳴き声がかまびすしく聞こえる年は、天気も良好で豊作になるということね。
・寒さが暖かいと凶作
農作物には、暖かいと病害虫が多く発生しやすいのです。この「寒さが暖かい」という意味は、冬の寒さがいつもの年よりも暖かいと、病害虫が死なずに越冬してしまい、これらの畑への被害が増えるということなの。また、暖冬の年は、夏の気温が低くなることが多く、冷害という状態で、これまた凶作になりやすいということです。畑には冬も夏も適温がよろしいようで。
・厳冬はコメ豊作
「冬寒ければ夏暑し」と言うように、冬は冬らしく寒いのが順調な天候であって、夏も良い天候が続き豊作になるということ。さらに、冬の寒さで病害虫が死滅してしまうので、夏の被害も少なくなります。「寒中低温続けばその年のイネは豊作」「寒さが早くよく凍ると、稲作よい」など、同じような意味のことわざも多いのよ。
|