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ナ行
・ナスの豊作はイネの豊作
ナスは高温のときには生育が良く、逆に温度が低いと生育が悪くなります。また、ナスの花が咲く頃に雨が多くなると、花が落ちてしまい実がつきません。天候がいい日が続き、ナスがよく育って豊作になるときは、イネにとっても適切な気候なのね。もうひとつのことわざで「ナス、キュウリの生育の悪い年はイネ不作」とも言うの。ナスやキュウリの出来を見ながらイネの様子が分かるのよ。
・ナスの実堅く、美味なる年は凶作なり
「おや、ナスの味で豊作か凶作かが分かるの?」と、ちょっとビックリね。夏の気温の低いときは、実が堅くしまったナスが出来るの。これは、秋ナスのように美味しいのです。特に8月上旬から下旬にかけて収獲したナスが堅いというのは、夏に気温が低いということなので、コメの出来にも影響します。だから、ナスの美味しい夏は、コメが不作ということになるわけです。
・夏の東風は凶作
夏に東風が吹くようなときは、オホーツク海方面の高気圧がいつもより発達しているときです。特に7月から8月にかけて北日本に東風が吹くと、気温が下がって冷害となり凶作になってしまう場合が多いのです。だから、「夏の東風は冷害、西風は豊作」とも言うのよ。風で凶作、豊作を知ることができるのね。
・二百十日は農家の厄日
立春から数えて二百十日目には台風が襲来するという意味。もともとは、江戸時代に幕府の暦編纂係をしていた安井春海という人が、ある日釣りに出かけたところ漁師に「今日は、立春から数えて二百十日目に当たる、このようなときは午後になると必ず大荒れとなるから釣りに出るのはよしなさい」と注意されました。そうしたら、その通り大暴風雨になったという話なの。その後、春海がさらに調べて、暦に載せ、農家の厄日に数えられるようになったのです。実際に立春から二百十日というのは台風が多いので注意しなさいということ。
・西の空が曇ってくると雨になる
「西の空が明るかったら曇っていても明日は晴れ」と同じ意味で、天気は西から東へと移動していくので、西の空を見て天気を判断するというものなのね。西の方から低気圧が近づいてくると、西の空が曇ってきてやがて雨が降るのです。でも、雷雨が発生するときには雲の形が違うので、よく見てね。もうひとつ、「西の山がみえれば天気」とも言われ、西の空に雲がかかっていないと山がよく見え、天気が良くなるというもの。西の空がキーポイントね。
・日本晴れ三日続けば、三日以内に雨となる
「日本晴れ」は秋によく見られるよね。夏と違って、大陸からくる空気が乾燥しているので空が澄んで見え、日本晴れと呼ばれるのです。紅葉に日本晴れはつきもの。これは、大陸から移動性高気圧が移動して、日本を通るときに三日ほど晴れとなりますが、これが通過してしまうとその後に低気圧が来ることが多く、やがて雨が降るようになるのです。しかし、これが季節風の場合は三日以内に雨とはならないようよ。
・ネコが顔を洗うと雨
「ネコが天気を予想できるのか?」。動物が気象の変化に反応してある動作をするというものでしょうが、確かではありません。しかし、各地にはこれに似たことわざがあるのです。鳥取県では「ネコが上向きにころんで背中を地にこするときは晴天」、福井県では「ネコが顔を洗い耳より上をなでるときは明日は晴れ」など、いろいろあるのです。家で飼っているネコの動作を注意深く観察して、天気との関係を調べると、あなたなりのことわざが出来るかもよ。
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